
ディスカスの繁殖チャレンジしてみたいけど、水質はどれくらいがいいのだろう。水質調整のやりかたも知りたい。
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- 繁殖時の水質と水質変化についてまとめてみました
- 簡単、具体的な水質調整のやり方3つ
- 初心者でも簡単に水質調整する方法・アイテム
この記事を書いている僕は、現在ディスカス飼育歴10年ほど
東京江戸川区で開催された観賞魚フェアディスカスコンテストで総合優勝の経験があります。
こういった僕が実体験から学んだテクニックを解説します。
繁殖時の水質とその変化についてまとめてみました
個体差があるため下記のpH値を参考に調整してください
繁殖開始時の水質
ペアができていてまもなく産卵が始まるというときの水質となります。
産卵前にはpH「6.0」にしておきましょう。
受精率がUPします。
水質調整して受精率UPしたときの記事貼っておきます。
孵化時の水質
産卵が終わり、約2日半~3日程度で孵化し始めます。
28℃→約3日
30℃→約2日半
この時のpH値は「5.5」です。
このとき、pH5.5に落とすのは自然に(ろ過で)行います。
水質調整剤は使いません。
ろ過が効きすぎている水槽ではpH値が「5.0以下」とかに下がりすぎてしまうので注意が必要です。
適度にろ過が効いた状態にしておきましょう。
事前にろ材を軽く洗うなど
体着時
体着時のpH値は「5.0」程度が良いです。
ph値が高いと、体着がしにくいです。
稚魚が水面に浮かんだり、水槽の端っこに集まることが多いです。
逆にpHが下がりすぎてしまって4.0を切るとかになると稚魚にダメージがあり失敗に終わりますので穏やかなpH下落がコツになります。
体着時には水質と合わせて、水位を調整するのが効果的です。
水槽から水を抜き、深さ25cmくらいにすると体着しやすくなります。
水位調整したときの水槽の様子の動画貼っておきますね(ちょっと汚いですが・・・)
簡単、具体的な水質調整のやり方3つ
代表的なもの3つをご紹介します
ろ過の作用で自然にpH下げる
まずはろ過の作用で自然に下げる
ろ過って言うと、水を綺麗にしてくれるというイメージだと思いますが、
具体的には餌や糞からでた毒性強いアンモニアを毒性の強い亜硝酸に変え、それをさらに毒性の弱い硝酸塩に変えていきます
この最後に出来上がった硝酸塩が酸性を示します。
つまり、ろ過すればするほど硝酸塩が増え、pH値が下がっていくわけです。
この作用でpH値を下げていくことは悪くない選択肢です。
ただ、ろ過は長い時間をかけて育てていくものなのですぐにpHを下げたいというときに対応できません。
ピートモスやソイルを使ってpHを下げる
ピートモスを使ってpHを下げるのも定番ですね。
pHを下げることに加えてにフミン酸がディスカスを落ち着かせてくれたり、食欲増進効果などが言われています。
とても良いと思います。
ただ、pHを下げる適切な量を見極めるというのは経験が必要かと思います。
「KH、緩衝作用」というのがあり、水ってpH7.5くらいあるとそう簡単に下がってくれないんです。
ソイルを使ってpHを下げる方法もあります。
水草水槽でも弱酸性の水質にするために使われていますね。
これもとても良いと思います。
ただ、水槽内の掃除のしやすさなどを考えるとベアタンクのほうが良いですね。
メガコバルトで有名なんですが、私の友人のはなかっぱさんという方がおられまして
彼は、ソイルを利用してキラキラ輝く水を作り、見事なディスカスを育成されておりましたので
うまくやれば良いと思います。
水質調整剤を使ってpHを下げる
最後になりますが、
水質調整剤を使ってpHを下げる。
具体的な製品名は「テトラPH/KHマイナス」
こちらのメリットは即効性です。
今日産卵に適した水を作りたいと思ったら、今日か翌朝には完成です。
「やっとペアができて今が良いタイミングなのに水ができていない、どうしよう」ってなること結構ありますよね。
なので私はこれで、サクッと水を作って繁殖させています。
用量を守りご利用ください。用量を間違えばpHが急激に落ちてディスカスが☆になります
初心者でも簡単・安全に水質調整する方法・アイテム(テトラPH/KHマイナス編)
下記の注意点を守り、便利アイテムを利用すると確実にpHが調整できるようになります
水質調整剤の注意事項を守る
まず製品(テトラPH/KHマイナス)の使用方法を見てみましょう。
1.の解説
こちらは特に問題ないですね。まずはpH値を測定しましょう。
①PH試験紙 ②PH試験薬 ③ペン型PH測定器 ④常設型PH測定器
①と②は安価ですが正確な数値がわかりません。
③と④は高価ですが、かぎりなく正確な数値がでるのでオススメです。
どんなものかわからない方はページ最下部のリンク先を見てみてください。
水質の調整する際には④が圧倒的にはかどります。
そして、pHがどのように変化するのかが手に取るようにわかるのでアクアリウムスキルが大幅に向上します。
2.の解説
かき混ぜながら入れてくださいね。原液に触れたディスカスがショックを受けてしまうかもしれないので。
3.の解説
こちらは注意ですね。pHが高い場合はと記載がありますが、これはpHが7.0以上という意味になります。
「pH6.8は目標の6.0に比べてまだまだ高いから10mℓいれよう」というのは絶対NGです。
pHって7.0を境にして、
7.0以上は下がりにくい
7.0未満は下がりやすいという性質があります。
測定したpH値の誤差なども考慮して7.0近辺の時は「5mℓ」ずつ入れるのが安全です。
また、「翌日」というところもポイントで、一度水質調整剤をいれてpHを下げても翌日になるとpHが上がっていることがよくあります。
なので、上がった状態のpH値を基準に水質調整していくのが良いです。
4.の解説
こちらはpH値が7.0以下の場合は「5mℓ」で希望のpHになるまで繰り返しとありますが、
上記でも説明したように、7.0未満になるとpH値は下がりやすくなっています。
1mℓや2mℓずつ入れながら調整するのが安全です。
このあたりを念頭に注意しながらやればまず問題ありません。
便利アイテムを利用する
これは上で説明したように、④の常設型PH測定器を利用することです。
pHの変化が「点」ではなく「線」で分かるようになります。
pHって下がりっぱなしじゃないです。上がったりもするのです。
私は通常の育成水槽ではまったくPH測定はしませんが、繁殖水槽では必ずこれを使いデータをとっています。
このページの最下部に今回ご紹介した製品一覧のリンクは貼っておきますね。
魚が入っていない水槽で練習してみる
それでも心配な方は魚が入ってない水槽でやってみてください。
安心してこの水質調整剤が使えるようになります。
必要なものは、水質調整剤とPH測定器だけ
というわけで、記事は以上となります。
今から行動する人は、1年後に違う景色を見ていると思います(感動の体着シーン)
最初はゆっくり試しながらになると思いますが、すぐに慣れます。
本記事でご紹介した製品一覧

